個人の時代とAbemaTV

AbemaTVが面白いことになっている。

僕のTwitterのTLでもいろんな人が元SMAPメンバーによる『72時間ホンネテレビ』が話題になっている。

同番組では稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が独立後初めて共演し、72時間ぶっ通しで進められ、3人の約30年の芸能生活においても、最長時間での生放送(一部は録画)となった。

■TV番組の終わりの始まり
一部の人は、TVの終わりを感じているようだ。

そもそも日本人がTVを見るきっかけになったのは、「浅間山荘事件」がある。

浅間山荘事件とは国民がTVの生中継でリアルタイムに事件を”目撃”した、エポックメイキングな出来事なのである。生中継の時間は10時間を超え、視聴率は最高で98.2%となった。

この浅間山荘事件をきっかけにメディアの主役は新聞からTVにバトンタッチされた。

それから今に至る約45年の間、TVはずっとメディアの王座に君臨し続けた。

しかし、そのメディアの王座がインターネットに奪われようとしている。『72時間ホンネテレビ』とは、TVの王座陥落の瞬間を明確にした最初のオンラインコンテンツとしての歴史的意義をもつ番組となることだろう。

■インフルエンサーの時代

芸能人とインフルエンサーの関係を端的に表現すると下記のようになる。

インフルエンサー + 事務所のチカラ = 芸能人

ということだ。

昔は事務所のチカラが大きく、事務所がなければ芸能人という稼業は成立しえなかった。

言い換えると、インフルエンサー = 芸能人 – 事務所のチカラ となる。

昔は事務所のチカラが多きく、芸能人 – 事務所のチカラ = ほぼゼロにちか

しかし昨今は事務所のチカラがそれほど重要でなくなっており極小化される傾向にあり、

インフルエンサー ≒ 芸能人 という図式にシフトしつつある過渡期なのだ。

インターネットの本質は中抜きの排除であるのだが、これがようやく今になって日本のメディアに到来したのだ。

その顕著な例が萬波ユカや橋本環奈などのインスタで注目されて芸能人になった人たちである。

 

 

■TVのあるべき姿とは

そもそも日本のTV放送のあり方が時代とかなりズレているのが大きな問題である。

日本以外のほぼ全ての国では専門チャンネル化となっているが、日本では未だに主要TV局が時間帯別にニュースや娯楽番組や歌番組を放送している。

これでは視聴者がいちいちTV局の都合に合わせて番組を見る必要がある。

視聴者の都合に合わせてTV局が提供するコンテンツをオンデマンドで配信することが望ましい。そしてそれができないTV局から淘汰されていくだろう。

ちなみに私は最初に潰れるのフジテレビと予想している。

ここ数年、売上は横ばいで、利益は着実に右肩下がりだ。

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先日も『みなさんのおかけでした』 や 『めちゃイケ』の打ち切りが決まったが、これは序章に過ぎないだろう。根本的にコンテンツ提供の方法が間違っているのだ。

一方でインフルエンサーの方はYoutubeやインスタでコンテンツの配信の仕方まで熟知しつつある。

昔は日本人の情報ソースはTV放送局が独占しており、”Must See(見ないといけいない)”の存在であったが状態でのコンテンツ配信の形式を、”Nice to See(見ても見なくてもいい)”状態になったままでも踏襲しているのだが、流石に無理が生じてきている。

Abema TVはコンテンツ提供の仕方を理解しており、ニュース番組から娯楽番組、釣番組、麻雀番組などをカテゴリー別に同時配信しており、「今、視聴者がみたいもの」をしっかり提供する体制が作られている。

既存のTV局のユーザーが、Abema TVに流れることはほぼ確実で、後はどの程度のスピードでそれがなされるのかの問題だけである。

おそらく、最も競争力のないTV局からAbemaTVに吸収合併されていくのではないだろうか?

Abema TVはスマホでも見れるが、Fire TVを使うと、自宅TVで簡単にAbema TVが見れるので、
視聴者は常にAbema TVにアクセスできる環境が整っているのである。

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